越年「103万円の壁」問題 玉木雄一郎氏、財源発言にウンザリ 自民・森山幹事長が「裏づけ」要求への解説コメント

2025/01/11 08:06



「103万円の壁」問題は政策の不作為で30年近く基礎控除の主旨目的に反した設定のため、過剰徴収だったものを本来の正常な形に戻すまでのもので、それを「是正」する際の減収に対し、穴埋めの裏付けを求めるのは、不作為による過剰徴収の肯定を意味することとなり、本末転倒な話でしかありません。枠の上昇分を国民民主の主張通り最低賃金にリンクさせるのかは別の問題ですが(仮に初任給で勘案すると厚労省「賃金構造基本統計調査」では、男性高卒で1.23倍、高専卒で1.35倍、大卒で1.24倍。物価上昇率で勘案すると2023年時点で1.10倍)。

なお今件は本来、年金の物価スライド調整と同じものとして考えねばなりません。つまり、制度のインフレ調整であり、増税などの追加財源は求めないが普通なのです。

玉木氏は「取り過ぎの税金を国民に返せば」と表現していますが、「税金を取りすぎないようにする」が正しいところでしょう。

うん、「裏づけ」の話、言語化してようやく頭の中でもやもやしてたのが晴れた。

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