年金14.7万円「〈普通に生きる〉だけで赤字」…日本人の「安泰とはほど遠い」老後への解説コメント

2025/01/11 08:08



日本の公的年金は賦課方式と呼ばれ、「年金保険料を払うことで将来年金を受け取る資格を得る」「現在年金を受け取る人への年金は現在年金保険料を支払っている人の保険料で賄われる」「給付額は現役世代の手取りの数割(所得代替率、現在では6割台)を補完するもの」で、貯金のような積立方式ではありません。今記事のような「公的年金はそれ単独で老後の生活を支えられるだけの額が支給される」との前提の記述が多々あるため、誤解が浸透しているのでしょう。

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」によると老後の生活費収入源として(単身世帯/二人以上世帯)

 公的年金…61.9%/68.1%
 就業収入…44.3%/46.4%
 金融資産取り崩し…26.5%/27.4%
 企業・個人年金…25.5%/32.8%
 利子配当所得…11.6%/11.2%
 公的援助…10.2%/5.4%

などとなっています。

公的年金だけで生活できるよう設計されたものならまだしも、そういう設定ではないのだから、その設定通りになってガーガー言うのはどうなんだろう、というもの。そう、公的年金だけでは赤字になるのが普通なのよね。

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