「残った人の不満は大きい」…業務を肩代わり、「男性育休」推進の裏で広がる“不公平感”への解説コメント
2025/01/19 08:11
ライフネット生命保険「育児休業に関する意識調査」によると同僚の男性が育児休暇を取得すると不快と考える人は20.1%、上司男性の取得に関しては25.8%となっています。それぞれ女性の取得時(8.7%、13.8%)の2倍前後の不快感を覚えられています。
厚労省「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」によると、男性は84.3%が自身で産休を取得したいとし、具体的には1~3か月が25.3%、半年以上は29.2%となっています。
厚労省「雇用均等基本調査」によれば、配偶者が出産した男性がいる事業所のうち育児休業者がいた事業所は全体で37.9%。女性が87.6%なので、男性の育児休業の取得率は女性の半分以下となります。産業別では生活関連サービス業・娯楽業(65.6%)、情報通信業(64.3%)などが高く、不動産業、物品賃貸業(9.8%)などが低くなっています。
産休を取らない・取れない人による不公平感ってのは恨み系のあるある漫画でよく見かけるテーマで、結構深刻なものなのだなあ、と。「育休中の社員の業務を代わりに担当した社員に対して、手当を支給する」ってのはよい発想だと思う。
厚労省「雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r05.html
「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」(速報値)を発表しました
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/jigyou_ryouritsu/topics/tp100618-1_00004.html
~ライフネット生命保険 育児休業に関する意識調査~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000279.000001163.html
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