非正規雇用の40代ですが、独身なので生活には困っていません。相続予定の実家もあるのですが、それでも老後は「2000万円」用意しないといけませんか?への解説コメント

2025/02/10 06:19



2000万円不足の話は、2017年の家計調査から、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では公的年金などの所得では月5.4万円ほど不足し、それを貯蓄の取り崩しなどで補てんするため、65歳からの30年間では2000万円の取り崩しが資産から行われるとの事実追認がされたまでの話です。

本文の独身者の老後について直近2024年の家計調査から計算すると(単身65歳以上無職世帯)収入面では

社会保障給付(年金)…121629円
その他(内職、仕送りなど)…12487円
不足分(貯蓄取り崩しなどで充足)…27817円

となり、毎月27817円が不足することに。実家住まいということで住居分の支出12693円は半額ぐらいで(修繕費などの積み立てとして)試算しなおすと不足分は21470円。

これを30年間ですから30×12×21470=7729200円で、773万円ほどの蓄財が必要になります。

ただしこれはあくまでもイレギュラーなことがなかったとした限りの話です。また家計調査の結果は毎年大きく変わるので、来年以降計算し直すと結果は増減するでしょう。

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