コメ屋が嘆きの声「もうめちゃくちゃですよ」コメ高騰の裏に“買占め業者”の存在か…「備蓄米放出で、売るタイミングをうかがっているのでは」への解説コメント

2025/02/11 18:14



農水省「令和6年度 米の流通状況等について」など各種資料の限りでは、日本国内に存在する米の総量は変わらない、むしろ令和6年産水稲の収穫量(主食用)は前年産比でプラス18.2万トンで増産されていることから、増えているはずです。

一方、米が年一で収穫されJAなどの集荷業者に卸される時に支払われる「概算金」(JAが米農家に払う前払い金。米の市場価格の基軸)は令和6年産では3~5割引き上げられています(生産コスト、特に光熱動力費や肥料代が原因)。この分は前年の米から値上げされていても不思議ではありませんし、コストを反映した当然の値上げです。それ以上の値上がりについては、記事の指摘の通り、農家自身か、農水省の統計値「民間在庫」(前年比で2~4割減)の範囲外にある小規模の出荷業者や販売業者が溜めている可能性が多分にあります。

お米関連の記事の解説コメント書き続けてたら、いつの間にかお米の流通について、ちょっぴりだけど詳しくなった気がする。農家がため込むというよりは、投機目的で買い占めてる中小の出荷業者や販売業者とか、ね。

まぁ、2023年産の米が不足していた云々って解説もあったけど、2023年産作況指数は101だったんだよねえ。もちろん猛暑による高温障害で規格外の米が増えたてのはあるけど。あと、例の南海トラフ地震臨時情報で、防災用として米の需要が高まったり、インバウンド需要ってのもあったけど。マスコミが騒ぎ立て過ぎたってのが大きいような気がする。「令和の米騒動」とか煽って、ね。

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