政府、備蓄米21万トン放出と表明 3月末には店頭に並ぶ見通しへの解説コメント

2025/02/14 17:50



詳細は農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」。売渡対象者は「年間の玄米仕入量が5000トン以上の集荷業者」かつ「卸売業者等への販売の計画・契約を有する者」ですので、現状で「滞留」先ではと推定されている、農水省の統計値「民間在庫」に該当しない規模の集荷業者などに流れることはなく、放出後の量の動向も推定可能。

売渡先は現状の集荷数量のシェアを基に勘案されるので、買い占めはあり得ず、卸売業者などへの販売状況の報告も義務化、これは農水省で公開予定。

放出される米は、令和6年産米を中心に5年産米も。放出量はまず15万トン、2回目以降は流通状況を踏まえて時期を決定。現時点では総計21万トンですが、「必要に応じてさらに販売量を拡大」。

なお「概算金」(農家へ支払われる仮払金)は令和6年産ではコスト高を背景に3~5割引き上げらているので、放出でも前年比で3~5割程度は高くなるはずです。

一部で「令和の米騒動」とまで言われる事態に云々と批判してるけど、そういうバズワードを作って煽動して値上がりの後押しをしたマスコミこそ、糾弾されるべきだとは思うんですけどねえ。

あと、買い戻しで云々という話もあるけど、元々現状では日本国内にある米の総量が足りないわけじゃないからね。1年経てば、滞留させている人の米も価値がずいぶんと下がるので、それまでに手放さないといけないだろうし。


農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/bichiku_hambai.html

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