“消えた21万トン”はどこへ?米価の高騰は一部業者のストックが影響か「どこかで得をしている人が間違いなくいる」への解説コメント

2025/02/17 17:00



“消えた21万トン”はどこへ?米価の高騰は一部業者のストックが影響か「どこかで得をしている人が間違いなくいる」への解説コメント

農水省の定期発信情報によれば令和6年12月末現在の出荷業者の全国の集荷数量は215.7万トンで前年比-20.6万トン。これが「21万トン不足(消えている)」の由来ですが、この集荷数は「JAなどの出荷団体や500トン以上の取り扱い量がある集荷業者」を対象に勘案されたもので、それ以外の中小集荷業者や、集荷業者でなく直接農家などから買い付けた組織はカウントされません。

通常の調査計測では勘案されないルートで「滞留」している指摘がありますが、ここ数日各報道で現地取材などの形で、具体的にその事例が出ています。コロナ禍初期のマスク問題と違い、国内の総量としては十分にあるはずだからこそ、根深い問題に違いなく。

なお、米は繊細なものだけに、品質を維持したまま保存するのにはそれなりのコストと知識経験が求められます。投機目的で「滞留」させているところが、正しい保存をしているのか、気になるところです。

マスクはかさばるだけなんだけど、米は保存状態しっかり管理しておかないと劣化するし虫はわくしかびるしと大変…なんだけど、その辺分かってるのかな、滞留させてる人たち。梅雨までになんとかしないと、ヤバいよ。


令和6年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和6年12月末現在)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250131.html

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