終わらないコメ高騰「40年で初めての高値」備蓄米放出も効果は不透明 価格安定はいつ?【大石が聞く】への解説コメント

2025/02/24 07:38



米価格の高騰では「元の価格に」と語られることが多いのですが、需給関係起因と思われる高騰において、今後備蓄米の放出や季節動向による「滞留米」の市場還流で需給バランス上の価格沈静化が生じても、昨年頭ぐらいの価格にまで戻ることはないものでしょう。令和6年米ではJAグループなどが農家から米を集荷する際に生産者に仮払金として支払う「概算金」が30~50%引き上げられているからです。この「概算金」は米の生産コストを反映したもので、肥料代や燃料代の高騰を踏まえての引き上げで、正当なものです。

例えば総務省「小売物価統計調査」よりうるち米(コシヒカリ・5キロ)の東京都区部の価格を見ると、2024年1月時点では2440円でした(直近2025年1月では4185円)。これに引き上げ分を勘案して3172~3660円ほどに落ちつくのが妥当だと思われます。本文中の「ゆめぴりか」なら611~705円ぐらいでしょうか。

今年の梅雨、早く来るといいねえ…。というか滞留やってる輩、多湿状態で米が劣化するとか知識あるのかな。品質ぐだっても分からないのかも。

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