出生数過去最少の72万人に林長官「少子化に歯止めかかっていない」 所得増など子育て環境改善に取り組むと強調への解説コメント

2025/02/27 17:36



前年比で婚姻件数は増加した一方で、出生件数が大幅に減少(37643人減・5.0%減)しています。出生数の減少の主要因として、夫婦世帯がもうける子供の数(完結出生児数)の減少が原因といわれますが、この値はほとんど変化がなく、今世紀に入ってから緩やかな減少にある程度。実際には婚姻件数の減少そのものが少子化の要因です。

しかし2024年では速報値の限りでは、婚姻件数が増えても、出生件数が減少。少なくとも2024年では、夫婦の間での子供をもうける機運が低下したことが推測されます。出生数は経験則的に景況感と正比例の関係があるため、それが影響したものと考えられます。また、国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」によると、夫婦が理想の子供数を持たない最大の理由は「子育てや教育にお金がかかり過ぎる」です。その観点では、夫婦世帯・子育て世帯への経済的支援の有益な強化は、必要不可欠なものでしょう。


男性は4人に1人強が生涯未婚の可能性…生涯未婚率の実情(最新)
https://garbagenews.net/archives/2020938.html

厚労省「人口動態統計速報(令和6年12月分)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/12.html


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