備蓄米21万トン放出決定に販売業者は溜息「えーそんな少ししか出ないの…?」続くコメの高値「意地で」お代わり無料続ける飲食店も…への解説コメント

2025/02/28 07:30



ここ数日は備蓄米放出の量について同様の報が相次いでいますが、放出決定時のリリース農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」にある通り、放出量について「現状では21万トンを販売予定だが、必要に応じてさらに販売量を拡大」と明言されています。放出目的である米価格の沈静化が果たしきれないと判断された場合は、21万トンからさらにプラスの量が販売される予定です。また、集荷業者に卸された備蓄米は、卸売業者などへの販売状況の農水省への報告義務があり、農水省側でも公表予定となっています。

なお農水省「農産物生産費統計」によると、令和5年産の米の生産費は、個別経営体で60キロあたり15948円、組織法人経営体で11841円との値が開示されています。現在主流で出回っている令和6年産は、概算金から逆算するに、これらの値に3~5割ほど積み増しされているでしょう。

備蓄米放出の話が決定した途端に、「滞留」させている張本人の話が次々報じられたり、放出の量が足りないというぶーたれが相次いでいるのを見るに、結局お騒ぎ族的なものなんだろうなあ、という気がしなくもない。

あと、「農産物生産費統計」で生産費の具体的な値が取得できたので書き記し。マージンが高めに見えるけど、年一回しか収穫できないし、出来不出来の幅が大きいから、これでも少ないほどなんだよね。


農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/bichiku_hambai.html

農産物生産費統計
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/seisanhi_nousan/index.html

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