コメ価格5キロ4000円に迫る 備蓄米発表後も1.9倍への解説コメント

2025/03/02 18:17



今件詳細は農水省「令和6年度 米の流通状況等について」。全国約1000店舗のスーパーから購入したデータに基づくもので、2月10~16日の3892円は前年同期比で+1848円(+90.4%)、前週比で+62円(+1.6%)。一方で同条件における販売数量は前年同期比で-0.4%。販売数量に関しては2024年8月に南海トラフ地震臨時情報と、その直後の自然災害で備蓄用として需要が急増し前年同期比で+20~40%台を付け、それ以降はほぼマイナスでの推移です。

なお今値はスーパー販売額の平均値であるため、販売場所で値に差が生じていることに注意が必要です。総務省「小売物価統計調査」によるとうるち米(コシヒカリ・5キロ)の価格は3332~4417円もの値幅が生じています。

農水省「米に関するマンスリーレポート」では図解で解説されていますが、今年度米の生産者における収穫量は前年比で+18万トンにもかかわらず、集荷団体・業者への仕入れ量が-21万トンで、生産者と集荷団体との間に流通の目詰まりが生じ、米の流通が阻害され、不足感から価格上昇が生じているとの認識です。

出ているのがスーパーのお値段ってのが問題な気がするな。


農水省「令和6年度 米の流通状況等について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
米に関するマンスリーレポート
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー