政府備蓄米10~12日に入札 農水省、初回15万トン分への解説コメント

2025/03/03 18:09



政府備蓄米の放出につき、当初予定の計21万トンに関して「市場の正常化には足りない」との意見が見られますが、農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」にもあるように、あくまでも21万トンは目安に過ぎません(令和6年産米の集荷量が前年同期比で21万トン少なかったことから「消えた21万トン」と伝えられたのに合わせてでしょう。最新値ではJAなど年間5000トン以上取り扱いの集荷業者における令和6年産米の集荷量は221万トンで、前年同期における244万トンとくらべ23万トンの減で、「消えた23万トン」となります)。

放出は市場価格の安定化が目的ですから、それが未達と判断されれば、当然放出量はさらに増えるはずです。

なお元々令和6年産米は概算金(販売価格の指針にもなる、生産者への前払い金)が前年比で30~50%アップしています。滞留問題が解決しても、前年と比べ3~5割高は生じるでしょう。

別専門家が「備蓄米は販売において表示義務がないとされる」とあるけど、その根拠はどこにあるのかな…。政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて(概要)見ると、食糧法や米トレーサビリティ法は適用されるといった表現あるんだよねえ…。


農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/bichiku_hambai.html

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