“備蓄米”放出で米の値下がり期待も…“混乱避けるため”の非表示販売に困惑の声「記載されないのは不安」新潟への解説コメント

2025/03/28 07:57



農水省「新米の表示の定義を教えてください」にある通り、新米の表記は

1.原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器包装に入れられた玄米
2.原料玄米が生産された当該年の12月31日までに精白され、容器包装に入れられた精米

のみ行えます。となると「新米」は現時点では昨年中に包装された玄米か精米しかないわけです。

備蓄米を避ける意見が本文にも見られますが、正しい方法で保存されていた玄米(から精米されたもの)ですから、店頭に並んでいるお米と同じ内容のもので、避ける理由が見当たりません。また産年や精米時期に関しては米トレーサビリティ法および食品表示法により、各種情報を正しく表記することが義務付けられています(農水省「玄米及び精米の年月旬表示の導入について」、農水省「米トレーサビリティ法の概要」)。非表記を要請されたのはあくまでも「備蓄米」であるか否かの点です。

そもそもこの時期では備蓄米であろうとなかろうと、新米ラベルが貼られるはずはなく。産年に関しても他の法令で定められているから記述されないはずはないんだよね。ブレンド米でも要素が全て備蓄米なら、6年産か5年産・6年産となるわけで。なんか怪しげなオークションでの出品と誤解しているような気がする。


農水省「新米の表示の定義を教えてください」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1710/01.html

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