太っていると嫌われ…貧困層のほうが「圧倒的に肥満傾向がある」という「厳しすぎる現実」への解説コメント

2025/03/29 18:19



厚労省「国民健康・栄養調査」によると、世帯年収別の肥満者(BMI 25.0以上)の割合は次の通り(年齢調整済み)

・男性
 200万円未満…34.7%
 200~400万円未満…31.1%
 400~600万円未満…35.5%
 600万円以上…34.0%

・女性
 200万円未満…25.9%
 200~400万円未満…19.7%
 400~600万円未満…23.3%
 600万円以上…13.4%

女性において世帯年収が低いほど肥満者率が高くなる傾向があるように見えます。

他方、厚生労働行政推進調査事業費補助金「NIPPON DATA研究」によると、男女ともに低世帯年収・低教育年数ほど肥満リスクが高く、また炭水化物の摂取量が多いことが確認されています。

低コストでお腹が膨らむ、量が多いものとなると、どうしても炭水化物が多いものが選択されがちになるからねえ。経験則として知っている人も多いのでは。


令和4年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r4-houkoku_00001.html

収入や教育年数が「健康格差」に影響 年収低いほど肥満リスクは上昇
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2018/007243.php

Preface for the Special Issue "Cardiovascular Risk Factors and Socioeconomic Status in Japan: NIPPON DATA2010"
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29503378/

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー