「軍事」対「軍事」は軍拡悪循環招く…共産党・市田副委員長が石破政権の防衛費増額方針批判への解説コメント

2025/03/31 18:10



「『軍事』対『軍事』は軍拡悪循環を招く」との発想から軍事力の増強を避ける考えは、侵略者に対して無抵抗を推奨することに等しい場合があります。ロシアとウクライナとの軍事的対立のケースでは、ロシアが2014年にクリミアを併合した際、西側諸国の軍事的対応は限定的でした。この結果、ロシアはさらなる侵略の意欲を強め、2022年に全面侵攻を開始したと見られています。

軍事力の均衡は抑止として機能し、侵略意図への非対称な対応は紛争(リスク)を悪化させるリスクをはらみます。同戦争でなら現在の状況では、ウクライナの防衛的軍事力強化と西側の支援が、ロシアの一方的な侵略を食い止める唯一の現実的手段です。

理想主義的な軍縮論は、現実の犠牲を見過ごし、侵略者に有利な環境を作り出す危険性があります。したがって、この発言は理想論かもしれませんが、理論的にも実践的にも、現状に即した反論に耐えられない空論でしょう。

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