与野党で高まる消費減税論に神経とがらす財務省 「一度減税すると戻せない」への解説コメント
2025/04/12 08:11
【不破雷蔵さんのコメント】減税をすると元に戻すのが難しいとの話ですが、財務省(導入時は大蔵省)では1999年の小渕内閣での景気活性化策として導入された「恒久的な減税」...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/gRPewZcC04
— 140gnews (@140gnews) April 11, 2025
減税をすると元に戻すのが難しいとの話ですが、財務省(導入時は大蔵省)では1999年の小渕内閣での景気活性化策として導入された「恒久的な減税」である定率減税(国税は税額の20%(25万円上限)、地方税は15%(4万円上限)の控除)につき、2006年で半減、2007年で廃止した経歴があります。今件については総務省の第28次地方制度調査会第11回専門小委員会議事録に定率減税の廃止に関する財務省側の言い分・手立てに関する言及が確認できます(恒久減税の観点で定めた減税にもかかわらず、財務省の思惑で「的」が加えられ、恒久ではないのだから漸次取りやめてもかまわないとの結果)。
税制は国家運営のリソース徴収の手段であると同時に、国の経済のコントロールの役割も果たしています。しかし消費税のように景況感の良し悪しにかかわらず同じ徴税額となると、後者の役割が果たせなくなるのです。
あと、減税すると法改正やらレジの改修が云々っていうけど、それを減税できない理由にあげるのなら、増税も同様にできないはずだけど、ねえ。
ちなみに定率減税の廃止に関しては
1999年の景気対策のための税制改正として導入された俗に言う「恒久的減税3点セット」のうち、「定率減税」だけ廃止し、「法人税減税」と「所得税の累進課税」はそのまま残されている。「景気が回復してるんなら、法人税減税と所得税の累進課税も元に戻していいんじゃないの?」
という話もある。まぁ結局財務省側の「仕事したくねぇ」「ゲットした権益減らしたくねぇ」って本音を隠したいまでの話な次第。
「住民税が2倍に増えた」「自営業者はツラい」の謎を探る(2)……定率減税廃止がかなめ!?
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/06/22_7.html
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