“大量の1円玉”投入…セルフレジを故意に停止 法律上は「同一硬貨は20枚まで」弁護士「器物損壊罪の可能性」への解説コメント

2025/04/16 18:17



財務省「お金には使用できる枚数の制限があるのですか」にある通り、貨幣(硬貨)は通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律の第7条に「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」とあり、同一種類の貨幣は20枚までが法律に裏付けされたものとして通用すると規定されています。ただし相手側が了承するのであれば、それ以上でも使えます。一方、紙幣は日本銀行法46条2項により、無制限に使用できます。

なお財務省の通達「財務省告示・通達情報 通達 補助貨ヲ無制限ニ公納受領ノ件」(昭和12年)の限りでは、公納などにおいてはこの制限が適用されないとあります。

今件で使われた1円玉ですが、5円玉とともに流通枚数も発行枚数も減少中で、直近2023年では1円玉・5円玉ともに新規に発行されたのは46.3万枚にとどまっています。


財務省「お金には使用できる枚数の制限があるのですか」
https://www.mof.go.jp/faq/currency/07ab.htm

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー