夫婦で年金「22万円弱」、毎月の赤字は「3.8万円」…高齢世帯の暮らしが「年々苦しくなっている」への解説コメント

2025/04/23 06:48



本文では家計調査の家計収支編に付き2023年分の値が用いられていますが、現時点では2024年分が最新です。そこで2024年の値を記しておきます。65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)についてのものです。

「1か月あたり実収入は25万2818円、消費支出は25万6521円、非消費支出(税金や社会保険料など)は3万356円となっています。実収入の89.1%(22万5182円)は社会保障給付。表の右側に目を向けると「不足分 3万4058円」」

本文では2020年(ぎりぎり黒字)と2023年(3万7916円の赤字)を比較し、「3年で大幅に赤字へ転換した夫婦高齢者無職世帯の生活」としていますが、この表現に習えば直近分では赤字は縮小した次第です。

実際この額は毎年小さからぬ変動をしており、方向性のある者とは言い難いのが実情です。

2019年 -3万3269円
2020年 +1111円
2021年 -1万8525円
2022年 -2万2270円
2023年 -3万7916円
2024年 -3万4058円

2020~2021年で大きく赤字が減った・黒字化したのは、コロナ禍で外出機会が抑えられ、出費が減ったのが大きな要因です。

いわゆるチェリーピッキングというやつかな。黒字が出た2020年はコロナ禍で支出が思いっきり減って黒字化したぐらいだから。そして直近年分を見たら前年比で赤字額が減っている感じ。

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