流通遅れ、精米や事務作業に時間 備蓄米放出1カ月半、政府想定外への解説コメント

2025/05/01 08:18



農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しの販売数量等の結果報告について」などから「1.97%」について詳細を。

現時点で4/13分までの備蓄米の販売数量などが公開されていますが、それらによると、落札された備蓄米は第1回14万1796トン・第2回7万336トンで計21万2132トン(第3回は4/23~25)。国から買受者へ実際に引き渡されたのは13万7879トン(65%)で、買受者から卸売・小売業者へは2万86トン(うち小売へは13トンのみ)(15%)。卸売事業者から中食・外食事業者へは1174トン、小売事業者へは3005トン、計4179トン(21%)。この4179トンは、放出備蓄米21万2132トンに対し、1.97%にとどまるという次第です。

「買受者から卸売・小売業者」「卸売事業者から中食・外食事業者、小売事業者」それぞれのプロセスで足踏みが生じている実情がうかがえます。

3/14~3/30分の発表内容と比べれば随分と進展しているんだけど、それでも国から買受者のはともかく、買受者から卸売・小売業者のと、卸売事業者から中食・外食事業者&小売事業者のルートでの遅延というか、詰まって先に進んでいない実情がうかがえる。まぁ、イレギュラーに発生した流通だからぐだぐだになっているのは分かるけど。ゲームじゃないんだから、備蓄米を言葉通りばらまくわけにもいかないし、ねえ。

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