「ひと粒の米もない」に米屋も悲鳴 新米は「5キロ6000円超」も カギは月50万トンの「備蓄米放出」か

2025/05/02 16:24



「月50万トンの「備蓄米放出」」ですが、現在3回の備蓄米放出が行われ、計31万2296トンが落札されており、放出前の時点で99万4741トンがありましたので、残りは68万2445トン(農水省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」「最近の米をめぐる状況について」などより)。仮に1か月で50万トン放出するとしても2か月も持ちません。過去には1970年代に720万トン、1980年第にも600万トンの備蓄米を備えた時期もありましたが、消費されずに740万トン・600万トンが処理され、損失は約1兆円・約2兆円にも及んでいます。2008年ぐらいからは備蓄量を100万トン足らず(90万トン台)に抑えられるよう調整されているようです。

また現状の備蓄米の流通動向の限りでは、仮に50万トンもの放出を確保できたとしても、精米や梱包、搬送や受け渡し先の手配などで、処理が追い付かないのは容易に想像ができます。

一言でまとめれば「なるほど完璧な作戦っスねーッ 不可能だという点に目をつぶればよぉ~ 」で、例の東方仗助のセリフですね。

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