コシヒカリ1等米で2割超上がることに…コメの概算金 2万円以上に 富山への解説コメント

2025/05/16 08:03



概算金は仮払金・最低保証金のことで、農家からJAに納められた米が卸売業者に卸され売り渡された時の価格(相対取引価格)が決まった時点で、 相対取引価格-概算金-流通経費など の金額が追加払い金として農家に支払われます。概算金のみが農家に支払われる全額ではありません。また米のコストなどを前提に決められ、米の市場販売価格にも大きな影響を与えます。

農水省「マンスリーレポート」によれば、令和6年産米については生産量が679万t(+18万t)で、調査時点で出荷されたのが536万t(+14万t)だったものの、JAなどの集荷業者に卸されたのは299万t(-31万t)にとどまり、出荷業者以外の業者との取引や生産者の直接販売などの出荷にまわったのが237万トン(+44万トン)。集荷業者への米量が大きく減ったのが、昨今の米問題の一因とも考えられます。概算金の大幅引き上げも、これを受けてのものでしょう。

どうも概算金を、農家に支払われる全額と勘違いしている、あるいは勘違いさせている動きがあるようで…。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー