5キロ2000円台ではコメ作りを続けられない――生産者不在で乱高下する米価。消費者も納得できる適正価格は実現するのか?への解説コメント

2025/05/25 08:27



農水省「米の流通安定化に向けた対策パッケージ」によれば備蓄米の4/17までの流通動向として、スーパー店頭価格が税込3500円程度とあり、これを2000円まで下げるのが課題。
小売事業者や卸売業者の利益・経費を取り上げるわけにはいかないので現状維持とすると(買受者≒JAは今回備蓄米に関して経費のみとしています)5kgあたり

買受者
↓+80円
卸売業者
↓+633円
小売業者
↓+500円
消費者

とのマージンとなりますので、国から買受者への受け渡し価格が787円との試算ができます。税込で1万400円/60kgぐらい。これは落札価格の平均2万2477円の半額以下となります(実際には卸売業者などが精米し梱包する時点で1割ほど重量が減るので、もう少し計算は複雑になります)。

当然、一般流通米を同様の店頭価格で、となればさらに買受者への受渡価格は落ちます。

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