コメ概算金2万5千円以上 今年産コシヒカリ 初の最低保証、集荷競争に対応 福島県のJA会津よつばへの解説コメント

2025/06/02 08:21



概算金とは農家から集荷業者に卸された米への仮払い金のことで、最低保証金でもあります。米がJAから卸売業者に売り渡されて売却価格(相対取引価格)が決定した後に、JAのマージン(おおよそ2000円/60kg)を除いた分と概算金との差額が、農家に支払われます(農水省「米に関するマンスリーレポート」より)。なおJA概算金は県本部が決める概算金で、生産者概算金はJA概算金をベースにJA単位で決める概算金です。

令和6年産米では燃料費や肥料代などのコスト高騰を受けて前年比で4~5割の積み増しがありましたが、それでもそれ以上の価格を提示する集荷業者以外の業者が例年以上に多く、結果として生産者から集荷業者への出荷量は前年比で-31万tの299万tにとどまり、集荷業者以外の業者へは前年比+44万tの237万tが流れています。後者の分がさらに業者間取引などで価格が釣り上がり、米市場価格の上昇を招いたとする指摘もあります。

【クローズアップ】米の仮渡金(概算金)って何?
https://www.jacom.or.jp/nousei/closeup/2024/240904-76283.php

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