コメ価格「東京と地方で差が出ている」 大量の備蓄米放出でも住んでいる地域で格差が生まれている現実への解説コメント

2025/06/12 17:35



「大量の備蓄米」とはありますが随意契約で放出された備蓄米は、大手小売業者向けのが30万t、米穀小売店や中小小売業者向けのが8万tで計39万t。主食用米の需要は年間705万tで、その6%足らずでしかありません。

地域による価格格差ですが、流通や各業者の場所、地域の相場や物価などで変化が生じます。これは備蓄米に限った話ではありません。総務省「小売物価統計調査」で直近2025年4月のうるち米(単一原料米、「コシヒカリ」、5kg)価格動向を見ると、単純平均価格は4633円、最高値は岡山県の5396円、最安値は青森県の3759円で1637円もの差が生じています。農水省が発表している「政府備蓄米を含むブレンド米の店頭価格」でも、6月5日時点で全国最高値は4980円・最安値は1990円と2990円もの差が出ています。

そもそも全国統一価格の商品でない限り、地域で価格差が生じるのは当たり前の話です。

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