小泉進次郎・農水相が「複雑怪奇」と称したコメ流通の仕組み そもそもなぜコメ価格は高騰したのか、専門家が解説への解説コメント
2025/06/16 18:12
【不破雷蔵さんのコメント】農水省では大きく「今般の端境期の米の需要と供給の動向の背景・原因を踏まえた今後の対応について」(2024年10月)と「小売価格の上昇の背景」...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/15b9Pcf3Ix
— 140gnews (@140gnews) June 16, 2025
農水省では大きく「今般の端境期の米の需要と供給の動向の背景・原因を踏まえた今後の対応について」(2024年10月)と「小売価格の上昇の背景」(2025年6月)で、今般の米価格の動向に対する分析を発表しており、前者では「南海トラフ地震臨時情報発表を受けた需要急増で需給バランスが崩れ、その際の品薄感の情報がパニック的に広がり需要拡大(と業者による思惑)が継続した」、後者では「コスト上昇を反映させる形で概算金が積み増しされており、その分がそのまま価格に反映された」「品薄感の情報と価格上昇を見越してか生産者から集荷業者以外の業者などに(集荷業者よりも高値で)売り渡された米の量が増え、集荷業者経由の米不足感が加速するとともに、集荷業者以外の業者間での取引による値の釣り上げも合わせて大きく値上がりした状態の米が卸売業者や小売業者などに届く形となった」と分析しています。
実際、農水省「米に関するマンスリーレポート」などでスーパーでの販売価格動向を確認すると、価格の微妙な上昇は2024年4月辺りから生じていますが、明らかな増加の動きを示したのは南海トラフ地震臨時情報発表の8月以降です。
実際、インバウンドなどで需要増加の気配は生じていたんだけど、明らかな前年比増レベルの増加ってのは見出しにくいよねえ。家計調査では消費金額動向を検証できるけど、単価が上がっているので量の比較は難しいし。
米穀機構の米の消費動向で1人1か月あたりの精米消費量見ても変化はほとんどないし…。
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