「このままでは続けていけない」窮状を訴える農家も…高騰し続けているお米の“適正価格”はいくら?への解説コメント

2025/06/22 07:58



適正価格について今件では生産側・消費側双方の立ち位置から見た妥当な価格であると明確に定義している点で評価できる。

くふうカンパニーHD「随意契約による政府備蓄米の購入」によると妥当価格の平均値は2301円。南海トラフ地震臨時情報の発信直前における、総務省「小売物価統計調査」東京区部でのうるち米・コシヒカリ・5kgが2683円(2024年7月)。消費側としてはこの水準に戻ることを求めており、それが適正だとする認識が多分と思われる。

一方で令和6年産米の概算金は前年比で4~5割増(コスト増を反映)で、この増加度合いがそのまま市場価格に反映されれば市場価格は3500~4000円が妥当な線。

本文ではこの1000円ほどのギャップを公的資金で穴埋めすべきと結論づけているが、むしろ生産規模の拡大でコストダウンが明確化されている以上、それを後押しする施策を(現状以上に)推し進めるのが妥当だろう。


コメ農家が赤字でもコメを作り続ける理由 食料安全保障と農業のキホンの「キ」(4)
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20230712.html

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