備蓄米の在庫減り…「今年の新米」早くも争奪戦か 福岡産の販売価格“去年の2倍”も 秋以降は5キロ3800~3900円で落ち着くかへの解説コメント
2025/06/24 07:24
【不破雷蔵さんのコメント】「5キロ3800~3900円で落ち着き、これが基準に」とのことですが、くふうカンパニーHD「随意契約による政府備蓄米の購入」によると妥当価格...#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/e6Qt5xBMvy
— 140gnews (@140gnews) June 23, 2025
「5キロ3800~3900円で落ち着き、これが基準に」とのことですが、新米の出まわる時期が近付くにつれて「適正価格」と銘打ち米の希望小売価格(5kg)が各所で挙げられています。くふうカンパニーHD「随意契約による政府備蓄米の購入」によると妥当価格の平均値は2301円。また、一連の米価高騰のきっかけとなった南海トラフ地震臨時情報の発信直前における、総務省「小売物価統計調査」東京区部でのうるち米・コシヒカリ・5kgが2683円(2024年7月)。生産者の事情を勘案しない、消費者側の希望的な価格水準であり「適正価格」と自覚するのは、2500円ぐらいかと思われます。
他方、農水省「コスト構造の実態調査」「政府備蓄米の流通実績」から、集荷業者(地域段階)・集荷業者(都道府県段階)・卸売業者・小売業者とすべての経費と利益を勘案すると5kgあたり1300円ほどが、一般流通における総マージン。一方、農水省「米をめぐる参考資料」によると米の作付規模別の60kgあたり生産費は平均15944円なので、1330円/5kg。利益(1割)とコスト増(5割増)を勘案すると2130円ほど。よって市場小売価格は3700円ぐらいと試算できます(玄米から精米する際に1割重量が減るのを勘案)。
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