農家も困惑!JAと民間業者“過熱する新米争奪戦”への解説コメント

2025/09/16 06:52



資源高によるコスト増大を反映する形での概算金、そして市場価格の上昇はやむを得ないことではあるが、集荷業者と民間業者の間での米の奪い合い的な買取価格つり上げによる争奪戦で生じた上昇が、昨今の米市場価格高騰の主要因であることは言うまでもない。農水省も昨年10月の時点で「今般の端境期の米の需要と供給の動向の背景・原因を踏まえた今後の対応について」において、この構図に関して

「南海トラフ地震臨時情報発表を受けた需要急増で需給バランスが崩れ、その際の品薄感の情報がパニック的に広がり需要拡大(と業者による思惑)が継続」
「品薄感の情報と価格上昇を見越してか生産者から集荷業者以外の業者などに(集荷業者よりも高値で)売り渡された米の量が増え、集荷業者経由の米不足感が加速するとともに、集荷業者以外の業者間での取引による値の釣り上げも合わせて大きく値上がりした状態の米が卸売業者や小売業者などに届く形となった」

などと解説している。実際、農水省「小売価格の上昇の背景」にもあるように、令和6年産米では、集荷業者と卸売業者との間での取引価格は約2.5万円/60kgだったが、業者間取引価格は4.5~5.0万円/60kgとなり、倍ぐらいの差が出てしまったのが実情である。

小売市場での需要は大きく落ち込むだろうねえ。外食・中食需要は品ぞろえの都合上、極端に減らすわけにはいかないだろうし、値上げで対応するんだろうけど、高騰したメニューへの需要が減れば、結果的に外食・中食も減ることになる。安価な輸入米がまた需要増となるのかもねえ。やはり大規模集約による米農家のコスト削減が急務かしらね。

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