老後2000万円問題は都市伝説? “実際に必要な金額”を計算してみたへの解説コメント

2025/10/06 15:35



「2000万円問題」は都市伝説ではなく、金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書において

・2017年の家計調査から計算すると、男65歳以上・女60歳以上の夫婦のみの無職世帯では公的年金などの所得では月5.4万円ほど不足し、それを貯蓄の取り崩しなどで補てん中
・65歳から20年間では5.4×12×20≒1300万円、30年間では5.4×12×30≒2000万円の取り崩しができる資産が必要

との話。この条件下では2252万円の金融資産保有なので、新たに資産を積み増しする必要はない。

この内容を「2000万円不足する」と、朝日系列を中心とした報道が繰り返し煽ったため、由来や本来の意味から離れ、2000万円の数字だけが一人歩きしているのが実情である。

ちなみに直近2024年の結果で計算すると、不足額は月3.3万円、30年間では1188万円。保有金融資産は2598万円となる。


「公的年金で2000万円」の話の総まとめと終了への一撃
http://www.jgnn.net/ls/2019/07/2000-9.html

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー