業者間のコメ取引価格は去年比6割上昇で過去最高更新 9月の調査で新米の取引に反映 農家への概算金高いことなど影響への解説コメント

2025/10/22 07:12



詳細は農水省「米の相対取引価格・数量、集荷・契約・販売状況、民間在庫の推移等」内「相対取引価格・数量」。今回発表されたのは令和7年産米9月分の相対取引価格(集荷業者が卸売業者に販売する時の価格。概算金に集荷業者の保管・検査費用や運送費用などが加わっている)。当年9月の相対取引価格を見ると

令和3年 13255円
令和4年 13961円
令和5年 15291円
令和6年 22700円
令和7年 36895円

と、元々上昇傾向にあったが、令和6年から7年にかけて大きく上昇している。資料ではこの上昇ぶりについて「概算金が昨年より3割から7割程度高い価格で設定されている」ことを挙げている。他方、同月の取引数量は16.0万tと前年同月比で-36%となり、高水準の概算金をもってしても、集荷業者以外の民間業者(が概算金以上の価格を提示して)に去年以上の新米が流れていることを予見させる値となっている。


農水省「米の相対取引価格・数量、集荷・契約・販売状況、民間在庫の推移等」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー