いつまで続く?コメ価格高騰の裏にある「概算金」の上昇 市場なき取引の限界と 問われる“主食”の持続可能性への解説コメント

2025/12/22 07:30



価格高騰の背景は、コスト上昇を別にすると、出集荷業者(JAなど)経由ではなく、生産者から出集荷業者以上の高値で買い取りをする他の民間業者が主要因に他ならない。2024年産米では354.9万t(玄米)が生産者から出集荷業者間に納められる(農水省「米に関するマンスリーレポート」より)契約が交わされたが、それ以外は生産者が直接消費・消費者などに販売する以外は集荷業者以外の民間業者との直接取り引きで受渡しされている。この分が、概算金以上の価格での取引となり、集荷業者経由以上の値がついて市場に出回ることで、市場価格が大きく跳ね上がっている(農水省「小売価格の上昇の背景」によれば集荷業者経由の2倍前後で取引されている)。3500円/5キロの予想値は、2024年産米の出集荷業者経由のみで市場に出回った場合の想定価格からきたものと考えられる。

2025年産米での概算金が高値なのは、2024年産米の動向を鑑み、生産者が他の民間業者にできるだけ卸さないようにするための対抗措置に過ぎない。概算金がやり玉に挙げられているのは、分かり易く叩きやすいからだろう。

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