何の茶番だよ…月収50万円・64歳サラリーマン、日本年金機構から届いた「年金減額」のハガキに苦笑。への解説コメント

2026/03/11 08:39



本文が創作か実話かはさておき、在職老齢年金も含めた日本の公的年金制度は賦課方式(世代間扶養)で「給付額は現役世代の手取りの数割(所得代替率、現在では6割台)を補完するもの」であり、貯金のような積立方式ではない。火災保険のように、不足していると推測される分を補填される権利を得られるまでの話でしかない。

初期設定上の給付予定金額が在職老齢年金制度で削られても、損をしたり茶番めいたものではなく、誠実さが報われなかったわけでもない。あくまでもその資格が失われただけに過ぎない。老齢厚生年金受給額が減っても、それは罰金ではない。年金制度に関して、正しい理解がないと、要らぬストレスが生じるばかりである。

なお新しい在職老齢年金制度では支給年金のうち老齢厚生年金部分と、賃金(ボーナス込みの年金の1/12)の合計が65万円を超えた場合、老齢厚生年金の一部が支給停止となる。2026年度の老齢基礎年金額は満額で月額70608円なので、老齢厚生年金部分は約13万円。給与と合わせると約63万円となるため、新基準の65万円はオーバーせず、在職老齢年金制度は適用されないので、全額が支給されることになる。

こういう感じの、年金の仕組みというか構造を誤解釈させるような経済系疑似体験談的な記事がまかり通ると、色々と問題なんだよねえ。しかも在職老齢年金制度の解釈そのものが間違っているというクリティカルなことまでやらかしてる。


在職老齢年金制度が改正されます
https://www.nenkin.go.jp/tokusetsu/zairoukaisei.html

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