備蓄米“買い戻し”を緊急要請 JA福井県中央会“コメ余り”による新米価格の低下を懸念への解説コメント

2026/07/10 07:00



農水省「米をめぐる参考資料」によれば、備蓄米の買入れについては「基本的な運用としては、適正備蓄水準100万トン程度を前提とし、毎年播種前に20万トン~21万トン買入れ」とあるが、2026年産の新米については、すでに6月9日実施の一般競争入札で第4回まで入札が実施されており、買入れ予定数量20万7521tの全量分が落札されている。つまり、すでに予定分の新米買入れ予約は終了している。

仮に言及が「予定以上の新米を買い取れ」ということになれば、相応の理由が必要になり、規定の改定や予算の確保など、多様な問題が発生する。農水省「民間在庫の推移」によれば5月末時点で民間在庫は223万t(前年比+75万t)で、仮に前年比増分と同じ量の新米を買い取れと求めるのなら、さらに75万tの買い取りが必要になる(実際、通常年予定の20万t程度では需給バランスの変化は望めまい)。言うのはタダだが実情として出来るか否かは別の話である。

総数100万t、年間20万tってのは、備蓄米の多さが予算を食いまくっていたことに対する問題から導き出された結果の数字なんだよね。まぁ、2025年産米を買い取れとぶーたれてた先日のよりは、まだマシそうな話なんだけど…。過度の在庫量の問題は、ひとえにビジネス上の見通しに失敗したまでの話で、それを国庫で救うってのはどうなんだろうな、と(価格そのものの高騰化は、集荷業者以外の民間業者による投機的な買い付け価格の引き上げに責があるのであって、一般的な流通業者にはあまり責は無い)。

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