コメ不足から一転、「コメ余り」深刻化 高値で仕入れた米が半分売れ残り…岩手の米穀店は赤字覚悟の値下げへの解説コメント

2026/07/10 16:32



農水省「民間在庫の推移」によれば5月末時点で民間在庫は223万t(前年比+75万t)。詳細としては集荷業者が165万t(+51%)、卸売業者57万t(+43%)。前年同期比で4~5割増の状態はここ数か月変わりがない。本文では「例年」とあるが、流通量が少なかった昨年との比較値であることに注意(もっとも2年前やそれ以上前と比較しても多いことにかわりはないが)。

他方、備蓄米としての買取は新米としての2026年産米については、農水省「米をめぐる参考資料」によると6月9日実施の一般競争入札による第4回入札で、買入れ予定数量20万7521tすべてが契約済みであり、これ以上増やすことは不可能。事実上古米となる、在庫の2025年産米を備蓄米として買い上げるのは、数量・産年、さらには予算や仕組みの上で、無理な話に違いない。

ちょっと前まで備蓄米を目の敵にしてたくせに(しかも事実と異なる話で)、今度は備蓄米に関して無茶ぶりで騒ぎだす。前年比で多い分の75万tを買い取るだけでも、どれだけの予算と手間と調整と流通の確保が必要になるのか。ゲーム感覚で言うんじゃない。

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