新米価格、今年は下落か 備蓄買い戻し求める声もへの解説コメント

2026/07/17 16:34



概算金とはJAが米生産者との間の契約の際に前払いする代金で、いわば最低買取保障の前払金。JAが受け取った米を卸売業者などに卸す際に得た売渡し金額から経費などが差し引かれ、差額が精算金として米生産者に支払われる。また概算金は米の市場相場の指針となる重要な指標でもある。

2025年産米に対する概算金は、JAなどの集荷業者「以外」の民間業者の高値釣り上げ買取に対抗するため、前年比で+30%~+70%ほど引き上げられている(農水省「令和7年産米の相対取引価格・数量について」)。今件も含め2026年産米の概算金引下げは、需給関係や民間業者の動向などによるもので、前年からの半戻し程度に過ぎないとの解釈もできよう。

なお備蓄米の現状不足枠68万t分をすべて現在の在庫米で埋めろとの意見は、非論理的なものでしかない。今年買付分はすでに全量契約済み。また備蓄米は(収穫から)5年保存の上で放出する定めとなっているため、4年後に通常の3倍以上の量を放出しなければならなくなる。


令和7年産米の相対取引価格・数量について(令和7年9月)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/251021.html

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