「農家みんな辞めますよ」米価格は今後も値下がりへ コスト増で“混乱” 「とんでもない赤字…もう政府には何の期待もできない」への解説コメント

2026/08/07 08:28



本文に登場する白井氏は前日のFNNプライムオンライン「「農家みんな辞めますよ」米価格は今後も値下がりへ コスト増で“混乱” 「とんでもない赤字…もう政府には何の期待もできない」」にも同様の主旨を主張する形で登場しており、反復して別件のように報じる意味がどこまであるのかと気になるところだが。

米穀機構「米のコスト指標」によると2026年4月時点での平均的な生産段階での米生産コストは20535円/玄米60キロ。また農水省「最近の米をめぐる状況について」によると、50ha以上規模における平均生産費は60キロあたり9646円(稲作は作付規模が大きいほどコスト削減が出来る)。

「生産者への前払い金」とはJAなどの集荷業者による概算金を指すが、2025年における米価高騰の一因は、本来米生産者が集荷業者に渡すはずの米を、集荷業者が提示した概算金よりも高値で買い取る民間業者に多く流したのが主要因。「去年は6社ほど買い手のトラックが運んだ。今年は1社も来ない。コメを売ってくれと1社も言ってこない」とは「概算金よりも高値で買い取る民間業者」を意味するものと思われる。なお、米生産者が集荷業者に渡した米は2025年6月末時点で291万t、集荷業者以外の民間業者に渡ったのは295万t。

競争原理の観点でだぶつきが予想される=マージンを得られそうにないとなれば、民間業者が商売の観点で腰が引けるのは当然。


元々集荷業者とのやり取りは確実な買い取りをしてくれる・流通で確保するための仕組みであり、生産者にとっては「まとまった量を確実に引き取ってくれる安定的なビジネスを継続するための仕組み」なんだけどね。概算金も最低保証額でしかなく、高値で売れれば差額をちゃんと支払ってくれるし。それを、概算金よりも高値で買い取る民間業者に飛びついて多く流しちゃったものだから、相場全体が引き上げられ、流通上の米不足感が強まったまでの話。

第一、集荷業者が直接米生産者から受け渡されている米は、米生産者の出荷量の半分にも満たないのが現状なんだけどね。

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