32万トンまで落ち込んだ政府備蓄米、JA全中会長「適正水準へ速やかな回復を」への解説コメント

2026/09/04 07:06



32万tという数字は2026年6月時点における、生産段階や販売段階の小規模業者までを合わせた量。適正水準云々との話があるが、すでに通常の2026年産米の買入れとして20万7521tの買入れが確定している。一方で、備蓄米のうち備蓄期間切れの2020年産米15万tは放出予定。これを差し引くと37.7521万t。

さらに、すでに2025年放出の備蓄米分、競争入札分31万2296t・随意契約分27万9976tの計59.2272万tは備蓄米として買戻し・買入が確定しており、これを合わせると96万9793tとなり、ほぼ適正水準となる。何の問題も無い。先日9月中の買戻しが決まった21万tは、競争入札分から中止された2025年産米の買入れ分を割り振ったまでの話。

「早くもっと早急に買戻し・買入しないと備蓄量が不安」ということならば、事実上調整保管状態となっている流通上の在庫分を流通させればよいまでの話(2003年に類似実例あり)。備蓄米の役割を事実上流通在庫分が果たしているのが実情ではある。

「備蓄米の量が足りないから云々」ってことで買入れ・買戻しの底上げ、早急化を騒ぐ声があるけど、「流通量が足りないから備蓄米放出で対応」という状況に対しては、まずは流通在庫を用いればよい、というか流通在庫があれば「米不足」という観点では備蓄米放出の必要性はないから、問題ないんだよね。

備蓄米在庫が足りないから、もっと早く沢山買戻し・買入しろってあるけど、米不足への対応としての備蓄米ってことならば、流通在庫が多分にある現状では、その必要性はないんだよね。市場での量が足りないなら、自然に流通在庫から吐き出される。

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