米流通評論家「正直、備蓄米は出しすぎだった」高騰で備蓄米放出、今度は“米余り”で価格下落 米農家を揺さぶる価格乱高下と政府介入の是非への解説コメント

2026/09/04 17:56



米価格の乱高下は備蓄米放出に責があるとのことだが、2025年産米では不足感の煽りなどからビジネスチャンスと見た民間業者が集荷業者の概算金以上の価格を付けて生産者から米を買付け、さらに業者間取引で値を釣り上げ、それが市場に回ることで&その価格に対抗して必要量を確保するために集荷業者も概算金を引き上げざるを得ず、米の高騰を招く形となったのが実情である(農水省「令和6年以降の米の価格高騰の要因や対応の検証」)。結果、急激な米価格の高騰と、加速的な米需要の減少を招き、一転して流通上に米が余り、需給の関係から取引価格が下落している。

なお備蓄米放出量はいくぶんの安値が期待できた競争入札分が31.2万t、安値での販売が指示された随意契約分が28.0万t。流通上の事情で市場に出回るまでは数か月かかっている。他方、2024~2025年の主食用米等需要量は玄米ベースで713万tである。影響はどれほどか。

まぁ、流通関係者からすれば、流通の責云々なんて言ったら、大変なことになりかねないからねえ。消費市場で米が高騰し、不足していたのは事実であるし、その解消に少しでも役立てばと備蓄米を放出したのも事実ではある。コロナ禍初期におけるマスク騒動でのマスク配布のあれこれを思い出したのは私だけかな。

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