ローソンや昭和シェルなどで使える共通ポイントサービス「ポンタ(Ponta)」、来春スタート
2009/10/28 07:09


「ポンタ」イメージキャラクタ及び利用イメージ
共通ポイントプログラム「Ponta(ポンタ)」とは、所定の手続きにより登録会員が、ロイヤリティマーケティング(LM)社の提携企業の店舗や「ウェブ」を通じて共通に利用できる次世代型ポイントサービス。サービス開始当初はローソン約8600店、昭和シェル約3500店、ゲオ約950店で利用が可能となり、その後、さらに提携企業を拡大していく予定。
「ポンタ」の名前は「Point Terminal」の略称(やや強引だが)。消費者や提携企業がこのポイントを中心に集まる場所としての「ポイントターミナル」というイメージと、ポイントが「ポンポンたまる」様子を親しみやすいネーミングとして表現した、とリリースでは説明している。
消費者サイドの視点では、“1枚のカードで、いつでも、どこでもポイントが貯められ、利用できる便利さ”、“家族共同でポイントを貯められる楽しさ”など様々な付加価値が提供される予定。また、Pontaに参画した提携企業に対してLM社では、各種マーケティング分析の提供や販売促進企画支援などを行っていく。
会員数についてはLM社はサービス開始当初にローソンのポイントプログラム会員約1000万人と、ゲオの会員約1000万人の会員基盤を譲り受け、約2000万人規模の会員を確保し、サービスを開始することになる。サービス開始から3年後には会員数を1000万人増やして3000万人規模、提携企業数30社を目指す方針とのこと。
どの程度の還元率が設定されるのかなど、具体的なシステムは現時点ではまだ未発表。イメージ的には[ファミリーマート(8028)]【カルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)】のTSUTAYAやブックオフなどで使える「Tカード」に近い(転換率の問題はあるが「マイル」も似たようなもの)。複数企業をまたがっての利用は便利に違いないが、現在電子マネーで起きている「群雄割拠状態」と似たような状況を呈しているポイントカード市場に、どこまで統廃合を促す勢力となりうるのか、注目していきたいところだ。
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