食パン好きには聞き捨てならぬ新商品、山崎製パンもプレミアムな食パン・「ロイヤルブレッド」「ダブルソフト」のゴールド版発売へ
2013/11/21 12:30


↑ 左から「ロイヤルブレッドゴールド」「ダブルソフトゴールド」「ユアクイーンゴールド」
今回新商品の発売と共にブランド化された「『ヤマザキゴールド』シリーズ」は、厳選されたこだわりの原料と技術の粋をつくして、これまでにない品質と美味しさを実現した高級食パン。主原料の小麦粉は小麦の粒の中心部近くからしか採ることのできない最上級の小麦粉を使用。また、トップメーカーとして長年にわたり技術を蓄積してきた製法(中種法)と、独自の最新の製パン技術を駆使することにより、最適な発酵環境でパン生地をしっかりと熟成させるとともに、パン生地の伸展性を向上させ、キメが細かくしっとりソフトな食感に仕上げている。小麦本来の風味とともに、バターと生クリームを加えており、奥深い上質なコクと香りを楽しめる。
今回の商品群ではいずれも通常スタイルの1斤、あるいはそれに近い分量の袋に加え、1/2斤や1/3斤、2/5斤のような小分けタイプのものも用意されているのも特徴。これは単身世帯や2人世帯、シニア世帯の増加により、一度に食べ切る量が少なめな商品への需要が高まったことを起因としている。要は「封を開けたが世帯構成人数が少ない、少食なので、一度では食べ切れず、翌日以降まで持ち越してしまいかねない。すると新鮮味、プレミアム感が損なわれてしまうので残念」「ならば量の少ないパッケージを用意し、随時食べ切り、購入できるようにすればよい」という次第。
昨今では食事の上で基本となる食品に対する、通常品よりもワンランク上のものを求める動きがあちこちで見受けられる。いわゆる「ちょっとした贅沢」を日々の生活で楽しもうという動きであり、中堅層以降、特にシニア層に積極的な購入意欲が確認できる。同じ食パン群でも先日【セブンの「金の食パン」はちみつ増量でリニューアル】で紹介した、セブン&アイグループの「セブンゴールド 金の食パン」が大いに好評を博したのが記憶に新しい。
山崎製パンの「ロイヤルブレッド」「ダブルソフト」シリーズは、スーパーやコンビニのパンコーナーでは必ずと言ってよいほど目に留まる、定番中の定番商品。それらのプレミアム版が本格的に市場に参入することで、食パン愛好家の食生活にどのような影響を与えるのだろうか。また食パン市場全体にはいかなる変化が生じるのか。味わいそのもののグレードはもちろんだが、市場動向や消費性向も合わせ、注視したいところではある。
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