「地名 トイレ」で多機能トイレがGoogleマップで探せる・「Check A Toilet」が多機能トイレ情報を提供開始

2009/11/16 07:22


トイレイメージユニバーサルデザイントイレマップ【Check A Toilet】を運営するCheckは2009年11月9日、Googleマップ上へ車椅子利用者・高齢者・小さな子供を連れた家族が主に利用する「多機能トイレ情報」の提供を開始したと発表した。Googleマップから、約2万件に渡る多機能トイレの情報が探せるようになる(【発表リリース】)。



Googleマップ上で「トイレ 新宿」と検索した結果。新宿内の多機能トイレの一覧が表示される(リリースより抜粋)。
Googleマップ上で「トイレ 新宿」と検索した結果。新宿内の多機能トイレの一覧が表示される(リリースより抜粋)。

元々「Check A Toilet」はNPO法人Checkが運営するインターネットプロジェクトで、自治体・事業者による情報提供や、個人や地域のNPOおよびボランティア団体によるクチコミ情報によって、「多機能トイレ(車椅子対応、ベビーシート対応など)」や「授乳室がある施設」などの情報を維持・管理していくインターネットプロジェクト。

今情報ではGoogleマップのストリートビューと併せて検索・閲覧することで、外出・旅行先のバリアフリー情報(移動における段差・勾配、建物の入口の段差・スロープ、駐車スペース、多機能トイレなど)を事前にチェックすることができるようになる。検索方法としては、Googleマップで「トイレ 場所名」「多機能トイレ 場所名」とすればOK。例えば新宿内の多機能トイレを調べたい場合は「トイレ 新宿」となる。

Googleマップの各トイレ情報詳細ページは「Check A Toilet」の各ページともリンクされているので、各トイレの「詳細」情報から「その他」を選び、「checkatoilet.com で全文を見る >> 」を選択することで、トイレの情報について修正・削除報告をすることもできる。

Check側では今後、自治体・事業者に対してさらなる連携を働きかけ、さらにアジアや世界の各都市との連携も図っていくとしている。

今機能はGoogleマップの携帯電話版でも利用することができる(確認済み)。トイレ情報のインターネット上における共有サービスとしては、以前に【外出時に突然必要になるアレを教えてくれる情報共有サービス】でアメリカ版のサービス「MizPee」を紹介した。この記事で「モバイル版が展開されれば非常に「お役立ち」なサービスになることは間違いない。(日本では)昨今の携帯電話にはGPS機能も内蔵されているから、自分が今どこにいるのか住所が分からなくとも位置確認はすぐに出来るし」とコメントしたが、まさにその内容が今回実現したことになる。ビジネスモデル云々についても、「Check A Toilet」そのものはる特定非営利活動法人なので特に考える必要は無く、まさに発想の転換。

今回の機能実装で、「いざ」という時の携帯電話の使い道が、また一つ増えたといえるだろう。



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