セブン-イレブン、マルチコピー機を使い住民票の写しや印鑑証明書の発行が可能に

2009/12/22 05:10


マルチコピー機イメージ【セブン&アイホールディングス(3382)】傘下のセブン-イレブン・ジャパンは2009年12月21日、2010年2月2日から東京都内6店舗において、店内に設置されている新型マルチコピー機に住民基本台帳カード(住基カード)をかざすことで「住民票の写し」「印鑑登録証明書」を発行するサービスを開始すると発表した。交付手数料は自治体毎に異なるが、利用時間は年末年始を除く6時30分から23時まで。コンビニにおける本格的な行政サービスの提供は、今件が初となる(【発表リリース】)。



新型マルチコピー機
↑ 新型マルチコピー機

リリースによるとコンビニで「住民票の写し」「印鑑登録証明書」を発行するサービスについては、2008年春から総務省や地方自治体などと検討を重ねてきたもので、お客からも強い要望があったとのこと。今回は東京都渋谷区、三鷹市、千葉県市川市の6店舗で先行試験導入が行われる。具体的な手順としては「新型マルチコピー機(富士ゼロックス製)のリーダライターに住基カードをかざす」「本人認証」「交付手数料をコインキットに投入」「『住民票の写し』『印鑑登録証明書』がプリントアウトされる」となる。

なお今サービスについては2010年3月以降、利用可能店舗を首都圏近郊に、5月以降は全国に順次拡大していくとのこと。利用時間帯は6時30分-23時で変わらないが、交付手数料は自治体毎に異なるので注意が必要となる。

今回発表されたサービスは、コンビニの「24時間営業制」「身近な場所で営業している」「足を運びやすい」などの特徴を活かしたもので、以前【アレを設置しよう! ……コンビニをより「コンビニ」にするための提言】でも解説した内容に他ならない。ただし今サービスでは専用の端末を別途用意するのではなく、既存のマルチコピー機を使うことで、新たなスペースを必要としなくても済むようになっている。

役所が遠い、あるいは日中に足を運べずになかなか住民票の写しや印鑑証明書を取得できない人にとっては、非常にありがたいサービスとなることは間違いない。先行導入される店舗で問題点を洗い出し、より洗練したサービスとして多くの店舗に展開してほしいものだ。


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