【更新】セブン-イレブンでの「住民票の写し」「印鑑登録証明書」発行サービス、7店舗でスタート
2010/02/03 06:21


↑ 新型マルチコピー機(再録)
コンビニで「住民票の写し」「印鑑登録証明書」を発行するサービスについては、2008年春から総務省や地方自治体などと検討を重ねてきたもので、お客からも強い要望があったとのこと。今回は東京都渋谷区、三鷹市、千葉県市川市、さらに渋谷区の7店舗で先行試験導入が行われる。具体的な手順としては「新型マルチコピー機(富士ゼロックス製)のリーダライターに住基カードをかざす」「本人認証」「交付手数料をコインキットに投入」「『住民票の写し』『印鑑登録証明書』がプリントアウトされる」となる。
利用可能時間は6時半-23時(年末年始の12月29日-1月3日は除く)。偽造・改ざん対策として、
1.けん制文字(コピーすると「複写」のけん制文字が現れる)
2.改ざん防止(証明書データを暗号化したスクランブル画像を
付けることで真偽確認が可能)
3.偽造防止(偽造防止検出画像を付けることで真偽確認が可能)
2.改ざん防止(証明書データを暗号化したスクランブル画像を
付けることで真偽確認が可能)
3.偽造防止(偽造防止検出画像を付けることで真偽確認が可能)
を施しているとのこと。
導入スケジュールだが、2月2日の時点で7店舗、3月1日には関東1都6県、山梨県、福島県の約5900店舗に拡大。5月中には38都道府県のセブンイレブン全店・約12600店舗に広めていく。なお利用料金だが、先行導入する3地域では、渋谷区は250円・三鷹市200円・市川市250円。【三鷹市の場合】は役場窓口での発行手数料と同じだが、【渋谷区の場合】は50円お得な値段設定となっている。
サービスの正式発表直後にアイシェアで行われた意識調査結果【「便利だな」80.9%・コンビニで住民票の写しなどを受け取れるサービスへの期待は高い、が……】によれば、多くの人が便利さを感じているものの、同時に個人情報に関する不安感を抱いていることも確認されている。

↑ もしあなたの身の回りのコンビニで公文書受け取りサービスが利用できるようになったら利用してみたいと思いますか(再録)

↑ 住基カードを利用したコンビニ公文書受け取りサービスについて、コンビニで個人情報を取り扱うことに不安はありますか?(再録)
今回発表のリリースを読む限りでは、取得した文書の偽造改ざん防止措置はしっかりしたものが施されているようだが、対人レベルでのセキュリティへの不安に対する回答が見当たらない。操作を行うのが利用者本人であり、結局のところこれまでのファックスやコピー同様「自己責任」によるものが大きいのだろうが、安心感を得られる「もう一手」が欲しいところではある。
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