「長崎ちゃんぽん」のリンガーハット、カフェ参戦へ・併設型店舗投入

2013/11/26 11:15


リンガーハット させぼ五番街店リンガーハットは2013年11月25日、同社店舗が通常展開している「長崎ちゃんぽん」などの飲食メニューの他、カフェメニューも販売する「カフェ併設型」のモデル店舗「リンガーハット させぼ五番街店」(長崎県佐世保市)を同年11月29日に開店すると発表した。同店はカフェ併設型の実証実験的店舗となる(【発表リリース:リンガーハット、カフェ併設型のモデル店舗「リンガーハット させぼ五番街店」をオープン】)。



↑ リンガーハット させぼ五番街店(外観イメージ)
↑ リンガーハット させぼ五番街店(外観イメージ)

↑ カフェメニュー
↑ カフェメニュー

リンガーハットは「長崎ちゃんぽん」などに代表される長崎の郷土料理を中心に提供している外食チェーン店。今回開店する「させぼ五番街店」ではそれらの通常メニューに加え、コーヒーや杏仁豆腐などのカフェメニューも販売する、カフェ併設型の店舗となる。通常のレジカウンターとは別にカフェ専用レジを設け、カフェのみを目的とした利用客客も気軽に来店できる設計となっているのがポイント。さらに看板にも「長崎ちゃんぽん&カフェ」と描き、外観もガラス張りの面を多く採用しており、カジュアルな印象を受けるものとしている。

カフェメニューとしては上記にある通り、コーヒーやカフェラテ、生ビールの他、杏仁豆腐、同店限定の豆乳シェイク(豆乳に長崎名物のミルクセーキ入り)が用意される。また、食事メニューを注文時に呼び出しベルをお客に渡し、商品をお客自らが取りに行くというセルフスタイルも採用するとのこと。

リンガーハット側では今後、同店の状況を見極めた上で、カフェ併設型店舗のさらなる出店を検討していくとしている。いわば冒頭にもある通り実証実験型の店舗となるわけだが、元々同社の既存店にはサイドメニューの類はあるものの、居酒屋の添え物的なものが多く(ごはんやおにぎり、チャーハン)、雰囲気的にも軽食店的な気軽さで足を運ぶのが難しかったところがある。今回カフェを併設し、品揃えとして不足していたコーヒーやラテ、ジュースなどを展開し、スイーツ群も増強することで、軽食利用者の客足を呼び込もうとする狙いがあるものと思われる。「させぼ五番街店」は大型商業施設内の出店ということもあり、需要は大いにあるものと見て良い。

コンビニやファストフードの淹れたてコーヒー導入の本腰化により、世間一般でのコーヒーへの注目が高まりつつあるのも見逃せない。この状況の変化もまた、今回カフェ併設型を投入する一因といえるだろう。


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