恵比寿駅では6月26日から! JR東日本、山手線で先行導入駅の「恵比寿駅」と「目黒駅」でのホームドア使用開始日を発表
2010/03/05 06:56
【JR東日本(9020)】は2010年3月4日、先に【山手線全29駅に転落防止のホームドア「可動式ホーム柵」導入へ】でも伝えた東京内の山手線路線内へのホームドア導入に関し、先行導入駅である「恵比寿駅」「目黒駅」での使用開始日を発表した。恵比寿駅は2010年6月26日、目黒駅は同年8月28日となる(【発表リリース】)。
↑ ホームドア 設置イメージ図
可動式ホーム柵は利用客の線路内への転落や、列車との接触を防止するために設置されているもの。車両側のドアの開け閉め操作に連動する形でホーム側地上ドアも開閉するため、車両がホームに到着していない間は線路側への立ち入りが困難となる。このホームドアはすでに東京メトロや都営地下鉄線などが導入しているが、JRグループでは新幹線以外の導入は今回の山手線が初めてとなる。
先に発表されたタイムスケジュールによれば2010年度までに今回の先行導入駅の恵比寿・目黒両駅で工事を行い運用を開始。2012年まで検証を続け、その成果を取り入れた上で2013年度以降に本格的な他駅への導入が行われる。
山手線では利用客が極めて多いことから、ホームのスペースが狭くなることや乗り降りの時間がかかり、混雑が一層ひどくなる可能性があるとして導入には慎重だった。しかし今回正式に導入を決定したことや、約3年にもわたる実証実験を行うところを見ると、「これまでの手法では事故の防止には限界がある」と判断すると共に「より効果の高い運用・設置方法を見極めるために試行錯誤が必要」との決断が下されたものと思われる。
なお現在、ホームドアの設置に合わせて、山手線6扉車(7・10号車)の、4扉車への取替えを順次進めているとのこと。6扉車と4扉車が混在する期間は、7・10号車部分にホームドアを設置できないので、この部分のホームドアについては、4扉車への車両取替えが完了する2011年中頃から、設置工事を行うことになる。
今回発表されたリリースでは、設置されるホームドアのJR東日本独自の機能も併記されている。それによると、
・高性能センサー
ホームドアと車両の間に、お客さまや鞄、傘などが取り残されたような場合に、それらを検知する高性能センサーを採用することで、お客さまの安全を確保します。
・ホームドアの一部をガラス化
ホームドアの一部をガラス化し、「窓」とすることで、足元を見やすくしています。
ホームドアと車両の間に、お客さまや鞄、傘などが取り残されたような場合に、それらを検知する高性能センサーを採用することで、お客さまの安全を確保します。
・ホームドアの一部をガラス化
ホームドアの一部をガラス化し、「窓」とすることで、足元を見やすくしています。
などとのこと。山手線を利用する機会がある人は、これらの「特徴」に留意してホームドアを眺めてみると良いだろう。
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