横浜・みなとみらい21に「インスタントラーメン発明記念館」が登場

2010/03/27 08:05


「インスタントラーメン発明記念館」イメージ【日清食品ホールディングス(2897)】は2010年3月26日、神奈川県の横浜市みなとみらい21新港地区11-2街区の開発事業予定者に決定し、横浜に体験型食育施設「インスタントラーメン発明記念館(仮称)」を建設すると発表した。2010年12月に着工し、2011年11月に竣工予定(【発表リリース】)。



↑ インスタントラーメン展示(イメージ)
↑ インスタントラーメン展示(イメージ)

日清食品では、創業者でインスタントラーメンの発明者でもある安藤百福(あんどう ももふく)の「子供たちに発明・発見の大切さを伝えたい」という思いから、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)活動の一環として、1999年11月、インスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市に「インスタントラーメン発明記念館」を開館した。同館では世界で年間936億食消費される国際食となった、インスタントラーメンの歴史やベンチャーマインドなどを楽しみながら学ぶことができる体験型食育施設として名を知られており、小中学校の総合学習の授業での利用や全国各地からの修学旅行での訪問も多い。これまでに270万人(2008年度は年間47万人、2009年度は年間50万人(見込))を超える来館者が訪れ、全国でも屈指の企業ミュージアムとして知られている。

中でも「チキンラーメン」を小麦粉からこねて作る"チキンラーメン手作り体験工房"と、世界で一つだけの「カップヌードル」を作ることができる"マイカップヌードル・ファクトリー"という2つの体験型食育プログラムは、来館者の人気を大いに集めている。

↑ チキンラーメン・手作り体験工房
↑ チキンラーメン・手作り体験工房

↑ マイカップヌードル・ファクトリー
↑ マイカップヌードル・ファクトリー

今回、みなとみらい21で新たに建設を計画している館は、大阪・池田の記念館と同様、日本で生まれた有数の独創的技術である、インスタントラーメンの誕生の歴史や発明・発見の大切さなどを伝えることを目的とするもの。新たな施設では、大阪・池田の記念館と同様の体験施設に加え、食育や子どもたちの創造力を育むための、新たなコンテンツも検討している。

施設の規模は敷地面積が4000平方メートル、延床面積が10000平方メートルとかなりのもので、建物規模は地上5階・地下1階(機械室のみ)、高さ26メートルほど。「国際都市である横浜市を拠点に、東日本だけでなく世界に向けても情報発信できるよう、計画を進めていく」と日清食品側ではコメントしている。

完成すればみなとみらい21地区はもちろん、日本自身の名物としても著名な場所となり、多くの来場客が足を運ぶに違いない。



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