【更新】昆虫みたいな不思議なロボットおもちゃ「HEX BUG nano」、日本でも7月17日から発売

2010/06/03 05:56


「HEX BUG nano」【タカラトミー(7867)】グループの玩具メーカー、タカラトミーアーツは2010年6月2日、昆虫や甲殻類のように動き回る不思議な生命体(見た目はICチップ)を模したロボットおもちゃ『HEX BUG nano(ヘックスバグナノ)』を同年7月17日から発売すると発表した。価格924円(税込)、ボタン型電池1個使用(テスト用電池付き)、全長43ミリ([発表リリース])。



↑ HEX BUG nano本体とパッケージ
↑ HEX BUG nano本体とパッケージ


↑ 海外でのテレビCM。【直接リンクはこちら】


↑ 海外で実際に購入した子供の体験レポート。単体の動きが良く分かる。【直接リンクはこちら】

サイズは10円玉くらい『HEX BUG nano』(略称『nano』)は、アメリカにあるInnovation First International社から発売され、2009年10月の登場以来、現在までに全世界で累計約1000万個を売り上げている商品。超小型モーターとボタン電池を搭載し、携帯電話機のバイブレーション機能と同じ仕組みで本体を振動させ、その振動を本体左右にある12本の足に伝達させることで、前方、左右に不規則に動き回る「メカ生命体」。この動きは「ミクロ生物のせん毛運動メカニズム」(例えば「ゾウリムシ」)と同じ原理によるもの。

『HEX BUG nano』は、その形状と動きから昆虫や甲殻類などと錯覚してしまうほどのクオリティを持っており、あたかも自分の意思を持つ本物の生き物のような動きを見せる。リリースによれば「『nano』は基本的に、遊び手側のコントロールが利かないところに新しさがある」と言及。楽しみ方としてカブト虫やクワガタ虫などの採集・所有や、友達同士で見せ合ったり戦わせたりする感覚に近いものであり、今までのおもちゃにはなかった新しい価値を生み出すことになったとしている。

そしてその特徴を活かし、幅広い年齢層をターゲットに商品を展開。さらに特性を活かした「競技」「バトル」「改造・デコレーション」というコンセプトの商品企画を進め、小学生を中心に当社オリジナルの新たな遊びを創造・拡大していく予定。

動画を視聴すれば分かるが、その挙動は確かに「ムシ」独特のもの。また冒頭で表現したように、「魂を注ぎ込まれたICチップ」のようにも見える。「カブト虫やクワガタ虫など」と表現するあたり、本当にクワガタなどの「カバー」を付けるという見せ方もあると思うが、恐らくは商品企画中「改造・デコレーション」でそれを行うのだろう。日本でどこまで受け入れられるのか、興味深いところだ。



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