毎日違ったおかずが楽しめるセブンイレブンの「日替わり弁当」、価格引き下げでボリュームアップへ
2010/07/01 07:01



↑ お弁当一例。上は和食:紅鮭塩焼き、下は左が洋食:ハンバーグ、右が中華:エビチリ

↑ 従来の「日替わり弁当」との比較
セブン-イレブンではこれまで管理栄養士の監修による、カロリー・塩分などの栄養バランスをコントロールした「日替わり弁当」を発売してきた。今回のリニューアルはお客サイドからの要望「ご飯量の増加」「おかずの拡充」などに応えたもの。「美味しさへのこだわり」「ヘルシーさ」はそのまま極力維持し、ご飯とおかずの分量に着目。がっつり食べたい成人男性にも十分満足のいくお弁当に仕上げている(ご飯分量は従来品が150グラム、今回のリニューアルで240グラムに)。
また、宅配のセブンミールではご飯分量が店頭販売のものと同じ240グラムのものに加え、高齢者・女性向けとして190グラムのものも用意。メニューは和洋中のものを織り交ぜ、毎日違った種類を展開。7月の場合は4日から31日までで28メニューが展開される。
今件の新「日替わり弁当」は当初は関東一都六県のみとセブンミールで販売。今後、夏以降に全国(セブン-イレブン出店地域)に拡大する予定。
リニューアル前後の「日替わり弁当」のスペックを見ると、価格は40円マイナスなのにエネルギー・ご飯量が増えており、色々と努力した様子がうかがえる。また、塩分も平均3.5グラムから3.1グラムに減少しており、塩分摂取量の点でも配慮が確認できる。【「できたてごはん」を店内調理…「ローソン神戸ほっとデリ」を全国展開】でも触れているが、コンビニ業界では「一番売れている・売れなければならない」日配食品が長らく苦戦を強いられており、挽回のためにさまざまな手立てを講じている。今回の「日替わり弁当」も500円玉一枚という区切りのよい商品とお買い得感・満足感を提供することで、少しでもお弁当分野の底上げを図る狙いがある。
それと共にわざわざセブンミールで「女性・高齢者向け」のバージョンを作るところを見ると、特に高齢者に向けた商品展開の充足を合わせて模索する面も考えられよう。
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