ヤフーとCCC、ポイントで提携
2010/07/14 19:30


具体的な業務提携に関する基本合意の内容だが、大きく「ポイントサービス連携」「広告事業連携」「地域事業連携」「インターネットサービス連携」の4項目に区分されるものの、具体的な要件が決まっているのは「ポイントサービス連携」のみ。他はすべて目標課題の後に「協議いたします」の文言が加わっており、今後話し合いで具体的な方策を決める方針。
肝心の「ポイントサービス連携」については概要をまとめると次の通りとなる。
・Yahoo!JAPANは「Tポイント」を「Yahoo!ショッピング」に導入。買物の際の獲得ポイントの振り当て先を「Yahoo!ポイント」か「Tポイント」いずれか選択できる。
(Yahoo! JAPAN IDでログインした状態で「Yahoo!ショッピング」にて商品を購入すると、購入料金100円(税抜)につき、Yahoo!ポイント1ポイントもしくはTポイント1ポイントが進呈される)
・「Tポイント」を「Yahoo!ショッピング」での買物に利用できる。
・ただし直接「Yahoo!ポイント」と「Tポイント」間の交換はできない。
(Yahoo! JAPAN IDでログインした状態で「Yahoo!ショッピング」にて商品を購入すると、購入料金100円(税抜)につき、Yahoo!ポイント1ポイントもしくはTポイント1ポイントが進呈される)
・「Tポイント」を「Yahoo!ショッピング」での買物に利用できる。
・ただし直接「Yahoo!ポイント」と「Tポイント」間の交換はできない。
Yahoo!JAPAN側では今後「Yahoo!ショッピング」以外のサービスでも「Tポイント」との連携も検討するとしている。

今回提携の肝は、具体的要件が唯一決まっている、そして「両社のサービスの利便性向上」「経済圏の拡大」が繰り返し語られている、ポイントサービスの提携にある。実店舗で利用するカードのポイントと、インターネット通販上でのポイントの相互利用が可能になることにより、ヤフーとCCC相互の弱点が補完され、便宜性が高まることになる。それは両社だけでなく利用者の立場からもプラスとなるだけに、期待できる動きといえる。それと同時に同業他社のポイントシステムがどのような動きを見せるのか、こちらも気になるところではある。
スポンサードリンク