ラムちゃん 電気自動車の充電促進に参加

2010/07/18 12:00


「街中充電ネットワークメンバー」ステッカー新潟県は2010年7月14日、電気自動車用の充電インフラ整備のため、緊急時にコンセントを開放してもらう「街中充電ネットワークメンバー」の募集を開始した。そのメンバーを表す公知用のステッカーとして、同県出身の漫画家・高橋留美子先生の代表作『うる星やつら』のヒロイン「ラムちゃん」を起用すると発表、ステッカーデザインも公表した([発表リリース、PDF])。



↑ 「街中充電ネットワークメンバー」ステッカーデザイン
↑ 「街中充電ネットワークメンバー」ステッカーデザイン

新潟県では電気自動車の普及に欠かせない、充電インフラを整備するため急速充電器などの設置補助を実施している。さらに電気自動車が一般のガソリン自動車と比べて航続距離が短いことや、ガソリンスタンドと比べて充電器の設置されている店舗が少ないこともあり、緊急時に充電用として既存のコンセントを開放してもらう「街中充電ネットワークメンバー」を募ることとなった。

このメンバーには共通の上記ステッカーを配布して貼ってもらい、電気自動車利用者にもひと目で分かるようにしてもらう。さらに県側ではメンバーの場所を充電可能地点としてウェブサイトに掲載し、「緊急時の充電地域の充実」をアピールする。

リリースには「事業者にとっては来訪者の増加によるビジネスチャンスの拡大が期待」と言及されていることから、原則として小売店事業者が推定対象。また、具体的な開放の仕方については事業者の判断としているため、店舗次第で条件が設定される場合もある。

なおステッカーのデザインには冒頭で触れたように、新潟県出身の漫画家で現在は『境界のRINNE』を週刊少年サンデーで連載中の高橋留美子先生の代表作『うる星やつら』のヒロイン「ラム」を起用。電撃を放つなど電気と深いかかわりを持つことから、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車(PHV)の普及推進イメージにふさわしいキャラクタとして選ばれたとのこと。

サークルKサンクスの充電機【ローソン、東京・大井店に約15倍のスピードで電気自動車を充電可能な「急速充電スタンド」を設置】【サークルKサンクス、プラグインハイブリッドなプリウスを店舗巡回車として導入開始・充電スタンドも設置へ】などのようにコンビニ各社では充電スタンドの設置を進めているが、ガソリンスタンドのように「困った時には間に合う場所にスタンドがある」レベルまでには浸透していない。小売店舗レベルで(常用利用可能な形での開放ではなく)「緊急時」に開放してくれる場所が増えれば、電気自動車の利用者の安心感も増すに違いない。


(c)高橋留美子/小学館



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